コーチングとは

• 定義：自発的な行動を促進させるコミュニケーション

  • 問いかけ聴くことで相手の考えを明確化し、自らの行動を促す

• 語源：性能のよい馬車（→目的地に連れて行く）

• 1990年頃アメリカを中心に広がる

  →2000年頃から日本でもビジネスを中心に広がる。

• 答えは「本人」の中にある。

  • 頭の中のもやもやを明確にする→行動へ
  • Not teaching（自分の答えを相手に伝えるわけではない）
  • 本人にある程度の知識が必要

• 対等な関係。未来指向。

• ターゲットは様々（単数～複数）。ただし難易度は対象によって異なる。

• 3分～1時間程度で行う。

コーチングを行うには

• コーチングスキル
  • 聴く・訊く・響く（伝える）能力
• コーチングマインド
  • 自分のことも他人のことも大切にする
  • 可能性・未来を見据える。

効果的な訊き方（→行動変容の大きな原動力へ）

• 自分が知りたい情報を引き出す（Closed questionがメイン）

• 相手に考えてもらうための質問（Open questionがメイン）

• 肯定的な質問に（WhyではなくWhatを使う）

  ex.) ~~なぜやったの？~~→これからどうしたい？

• 未来志向・変化の質問を使う（→具体的な行動を促す）

  ex.) どうやったら間食せずに済むと思いますか？

• 違う視点の提供（人、時間、目標の先など）

  ex.) 医師だったら？患者さんだったら？

  ex.) Magical Question→もしお金が100億あったら？

コーチングフロー（コーチングの流れ）

1. 開始（背景の確認）
2. 目標設定（どうなれるとよい？）
3. 理想の明確化（それによりどんなメリットが？）
4. 現状の明確化（今はどんな状況？）
5. ギャップの明確化（そこから見える課題は？）
6. 行動決定（まずやれることは？）
7. 振り返り（実際に話してみてどうでした？）

※こういった行程が少しでも欠けると効果が減少する（らしい）

※ある程度慣れた人は、独自のパターンで行うこともある

※Q&Aを対話形式で一つ一つ行うことが大切！

目標設定の要件

• しないといけないではなく、したい目標に
• 必ず定量化する
• not emergency but critical
• 他者の行動や変化ではなく、自分の行動や変化
• 何のための目標なのかを明確にする（目的の明確化）
• 身の丈に合った目標にする（not 夢物語）

※他にもこれらを加えるとbetter

• 自身の成長を含有させる
• 他者の視点を加える（利他的思想を加える）
• 目標達成した未来を具体的に想像させる

cf.) SMART model

• Specific（具体的に）
• Measurable（測定可能な）
• Achievable（達成可能な）
• Related（経営目標に関連した）
• Time-bound（時間制約がある）

※discussion

• negativeな対応の人にどうする？

  • 信頼関係ができているなら、直接的に訊いてみる
  • やりたいことを引き出す。基本は支援。
  • 無理矢理とか変えるとかは、コーチングの領域ではない。

• セルフコーチングにするには？

  • 実際言葉や文字にするのが大切。
  • 人から質問されるパワーが強いので、セルフは難しい。

• 動機づけ面接との比較

  • コーチング　→やる気がある人向け
  • 動機づけ面接→やる気が低い人向け

• コーチングは相手のためでもあり、自分のためにもなる。

  →応用コミュニケーションを何か一つ学んでみるとよいのでは？

• 「間」の活用も大切

  • 沈黙の時間は無駄ではない。

※その他参考資料

日本臨床コーチング研究会｜医療コミュニケーションの技術向上

第1章 「全身を診るため」に選んだ糖尿病というフィールド

病院クチコミナビ

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目標設定の5つのポイント「SMART」とは？ | GLOBIS 知見録