はじめに

学会関連Twitter(現在はX、ただし作成日時に準じて、ここではTwitterと表記する)が燃えることが、日常茶飯事になってしまう今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

クソ下らない批判を当てても世界は変わらないし、私がここに何を書いたとしても世界は変わらないと思うが、上記表題で駄文を記載する。

「広報」は職業である

多分、他業界等をちゃんと見たことがある人間ならすぐに分かるお話だが、「広報」はそれだけで仕事になる分野である。他の仕事の片手間で、十分な成果を果たすのは難しい、ということをまずは肝に銘じる必要がある。

今回の参考図書として、以下の2冊を提示する。

企業の公式Twitterとして成功した人達が何を考えているか、を記載されている本である。ただこれらの本は、企業Twitterの人間としての「SNSコミュニケーション」としてのあり方を提示するものであり、それ以外の「落とし穴」も多数あることは承知して欲しい。

共感で広がる公式ツイッターの世界―――東急ハンズ流企業アカウントの育てかた (三笠書房 電子書籍)

寄り添うツイッター わたしがキングジムで10年運営してわかった「つながる作法」

SNSというツール特性

「ネット」と一言で言っても、単純な世界ではなくなった。特にSNS(Social Networking service)が普及してからその複雑さは「炎上」と隣り合わせのようにも見えるだろう。

そのネットに対する解釈を、下記のように私は提示する。

大前提として、「SNSはもう一つの社会である」と表現している。

換言するならば、社会的なやらかしは、SNSでも同義である、ということである。

つまり、俗に言う「炎上」とは、「(一般社会における問題が)SNS上で浮き彫りになった結果」に過ぎない。

もう一つ付け加えるなら、どんなに副業的に頑張ったところで、現実世界の「広報」業の人達には勝てる要素はない、ということである。SNSも一つの社会なのだから、現実社会を攻略している「広報」の人間に勝てる要素なんてないのである。