前半戦の理屈の答え合わせである。まずは前半戦感想を参照。
なお、ネタバレはがっつりするので、ネタバレNGな人は回れ右しましょう。
オリジナルTVアニメーション「リコリス・リコイル」公式サイト
まずはキャラクターについて。
女性センターキャラ二人でありつつも、変わらないほむらと千束、変わっていくまどかとたきな。実に綺麗な対比だと言えるだろう。
と言ったが、まさしくキャラ役割は予想通りだった。
たきなの「心臓が逃げる!!」がまさしくたきなの変化を象徴する一言として記憶に残った人もいるだろう。
続いて、エンディング(ED)について。
まどマギとの対比でいうと、ED楽曲の色味が異なる。まどマギは「Magia」で暗雲を彩るのに対し、リコリコは「花の塔」で希望を彩っている。まどマギの結末を悲劇と捉えるなら、おそらくリコリコは喜劇に仕上げるだろう。
リコリコのEDは現代喜劇だと私は解釈している。
リコリコの特徴として、人(モブ)は死んでいるが、具体的な殺しを描写しない傾向にある。
そもそもキャラ設定的に(目に見える)殺しをやる人間がいない、というのも事実である。
千束は人を殺さないし、たきなは千束がいる限り殺せない。