研修医向けに以前アプリの話はしたけど、小道具の話をしていなかったな、と気づいたので、スクラブに何を身につけておけば良いの?という質問に対する答えを書いていく。
用途および個人差は必ずあるので、あくまで6treeの好みが強く出る面はご承知の上でご覧いただきたい。
いきなり医療関係ないじゃん、って言われるかもしれないが、絶対必須。スマホを持たずに診療すること自体があまりにも無謀だと言える。
具体的なスマホアプリについては、以前書いた下記の記事を見ていただきたい。
現状、iPhoneかAndroidか論争に関しては、最新機種であればどちらでも、というのが正直なところ(PCがWindowsでもMacでも)。予算を奮発してスペックができるだけ大きい方が良い。画面は本が読める程度の大きさが望ましい。表面のフィルムはガラスフィルム必須+クリアケースが推奨。
iPad(mini)を持ち歩く考えもあるが、ベッド移乗などを手伝う上で邪魔になりがちであり、小さいスマホ+iPad(mini)よりも少し大きめのスマホ1台が望ましいと考える。
私が2024年11月現在使用しているのはiPhone 15 Proの最大容量であり、参考までに現在使用しているケースを貼っておく。何度も落としているがこれで画面にヒビを入れたことはない。
回線については、主回線はahamoもしくはpovo(KDDI)が望ましいと考える。副回線をどこまで考慮するかは微妙なところ。
ahamoは元々Docomo系列なので、通話品質の良さおよび通話無制限の安さの側面で推奨とする。30GBプラン+通話無制限で、4,073円/month(2024年11月時点)。これを基準とするのが望ましい。
まともに対抗可能なのがpovoというイメージ。KDDI系列で、データ(1年プラン, 30GB 2,200円/month相当)+通話無制限(1,650円/month)で、年単位ベースだと4,000円を下回る計算になり、ahamoを余裕で下回る。時折キャンペーンもやっているので、それも含めて上手くやると良いだろう。
職場の回線状況にもよるが、手間をかけてでも安さを求めるならpovo、手間をかけたくないならahamoといったところだろう。通話無制限にしなくてよいなら、余裕でpovoに軍配が上がるが、病院関連の通話(病院外にいるときに病院スタッフと通話するときなど)が5分で終わるとは限らないため、通話無制限を重視した方が良いと考える。
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※私が以前いた在宅診療の現場だと、ワイヤレスイヤホンと併用して、手を使わずに通話するのが許容されており、それが望ましい形だと思う。しかし、急性期医療の現場ではまだ許容しづらい事柄の一つだと思われる。